クイズ鍛冶屋でドン
さてコレは何でしょう?
コレはスーパーレア★★★★★な依頼ですね。数年に一度あるかないかの仕事です。置いてあるスパナと比べてもかなり大きな物ということが分かります。
え、いえいえ死神の鎌ではないdeath。
これは押し切りの刃。うちでは機械押し切りと呼んでいますが、正式名称は知りません。とはいえ、便利な時代なのでちょっと調べてみます。
あれ、Google検索にひっかからないですな。画像も普通の押し切りばかり。
もしかして、ネット上にある機械押し切りの画像はもしかしてここにしかないのかも知れません。しまった、きれいに撮っておけばよかった。組み立てる時の参考用に簡単に撮ったのでピンぼけ気味。
そう、刃を良く切れるように研ぐのが今回の仕事なのですが、研ぐためにはさらに分解しないといけません。下の画像矢印部分がボルトで留められているので外します。
刃だけになったので研ぎこんでいきます。
そして、仕上がった押し切りの刃です。
これをまた元通りに組み立てます。
最初から言っていますが、これは押し切りの刃。本体は依頼主の家にあります。
では組み立てにいきましょうか。
ボルト一本で押し棒と刃を留め外しできるので現場で組み立てます。これが昔の道具の良い所、修理することを考えて造っているので分解、組み立てが簡単に出来るようになっています。
保存状態が良好なので文字も残っていますね。なになに・・・
【切味保証 箱型式高級藁切機】
!!!!!!!
なるほど、初めて名前を知りました、高級藁切機だったんですね。
この並んでいる丸い木の上に藁を置いて
流し出すようにしながらバッサリ切り落としていきます。これだけデカいとまるでギロチン、迫力がありますね。
本体が木製なのでこれだけ保存状態が良い物はあまり見かけません。手入れをしっかりしていけばまだまだ活躍することができるでしょう。
そして次に出会った時はもっときれいに写真を撮りたいと思います(笑)