『TOMO-MICHI』を読む

生きた記事

雑誌『TOMO-MICHI』表紙

知り合いの紹介で編集長の沢田さんと知り合いになったのが一年前、

それから時々出来上がった雑誌を頂くようになりました。

丁寧なお手紙も添えられています。

せっかく頂いたので目を通してみるとなかなか興味深い。

最近はスマートフォンなどで簡単に情報を手に入れることができます。

あたかも自分が体験したかのように。

でもその多くが転載に転載を重ね、切り貼りされて事実とはかけ離れた、もう情報とは呼べないぼんやりとした虚像。

この『TOMOーMICHI』という雑誌は編集長の沢田さんを筆頭に現地に足を運んで直接取材をされた、生きた記事で構成されてます。

雑誌『TOMO-MICHI』目次

そのためか記事からは暖かみというか匂いさえ感じられます。

内容は生活、食、教育に関するものが多くて、今はやはりコロナウィルスに関係した記事が特集されていますね。

自営業の自分としては近海漁業で生計を立てている漁師さんに取材した記事が興味深かったです。

コロナ禍で飲食店が休業を強いられているため魚が売れず、どんどん値下がりして漁師さんの生活がとても苦しくなっている、という内容です。

取材された沢田さんの人柄の良さもあってか、漁師さんが本音をちゃんと語ってくれているような、生の声が聞こえるような記事で漁業の現状がよく理解できました。

そういえば沢田さんとお話したのもほんの5分程でしたがとても熱心に私のつたない鍬の話を聞いてくださったのを思い出します。

42ページの冊子ではありますが、ほかにも様々な記事から構成されています。編集長自ら全国を飛び回って取材されているのでどの記事も生きた文章、そして生きた写真で構成されています。

本当に大事な物は何なのか?そんな普段忘れがちなものを考えさせてくれる一冊だと思います。

興味のある方はメールアドレスを貼っておきますのでどうぞ。

TOMO-MICHI編集委員会

アドレス:mail@tomo-michi.club