アンモナイトの謎を追え!

鍛冶屋とアンモナイト

ブログを始めて数年経ち、

おかげ様で全国よりいろいろな問い合わせが来るようになりました。

みんな自分だけの一点物なので鍛冶屋の力の見せ所ではありますが、

毎回鼻血が出るほど悩みます。

今回もそんなお話。

ツルとハンマー

それは北海道からの問い合わせでした。

丁寧な説明と写真でとても分かり易いメールです。

なになにツルハシハンマーを兼ね備えた道具。

その名もツルハンマーの製作依頼です。


驚いたのはその用途、

なんとアンモナイト採掘らしいのです。

アンモナイトとは・・・貝?でしたっけ?

小学校の時に図鑑で見たくらいです。

アンモナイトin北海道

アンモナイトは、古生代から中生代にかけて海洋に生息し、中生代の終わりに恐竜とともに絶滅した頭足類の仲間です。その特徴的な渦巻き状の殻が化石として多く見つかります。

化石標本 アンモナイト 実習用

特に北海道はアンモナイトの世界的産地の一つのようです。

調べたとて

なるほど!

とはいえ、製作には何の参考にもならず完成へのイメージが湧きません。

はてどうしたものか、

両ツルバチツルと似たようなものですが、

浅香工業 ツルハシ頭部 040412 本体: 奥行66cm 本体: 高さ12cm 本体: 幅8cm

浅香工業 バチツル 2.5kg

用途が特殊なので、材質、焼き入れともに悩ましい限りです。

ツルハシ部分はともかくハンマー部分が問題です。

中心で叩くのか、

それとも玄翁のように角で切る(斫る・はつる)のか?

親父と侃々諤々やりあって、

まとまったところでやっと製作開始です!


www.youtube.com

 

できました!ハンマー部分は斫り(はつり)作業が出来るように角を立てて、

しっかり切れるようにしてあります。

これでまたやったことのない仕事が一つ減りました。

こんなにアンモナイトを連呼する日が来るとは思いもしませんでしたね。

日本は広いなとつくづく思います。

次はどんな依頼が来るのやら・・・。

それではまた次のお話で。