ジョレン(鋤簾)の柄はよく折れます
ほら、こんな風に金具だけを残して。
ジョレンの柄は軽く作ってあるので無理すると根元からポッキリ折れます。まだあまり刃が摩耗していないので新しい柄に交換することにしましょう。
その前に!
古い金具を取ってしまいましょう。
金具を留めているナットをスパナやレンチなどで外して・・・・
って無理!
ボルトの溝に土や錆が詰まってナットが動かない!
よっぽど丁寧に管理していないかぎり普通に外れる事はないでしょう。
外れたら奇跡です。
だったら、こうするしかない!
ヤケクソになった訳じゃないですよ(笑)これが瀧川鉄工所公式手順です。ハンドグラインダーで金具ごとボルトを切り落とします。この金具は柔らかいのですぐ切れます。
危険ですのでグラインダー使用時は必ずゴーグルを着用してくださいね。
金具を取り外してしまえばもう終わったようなものです。
この状態の時に曲がっているところや歪んでいるところは直しておきましょう。小さいハンマーでも簡単に直るので柄を付ける前にやった方が簡単です。
では柄を買いに行きましょう。ここで注意!ご存じでしょうか?ジョレンの柄にも角度というものがあります!さっきの画像をもう一度よく見てください。45という数字が書いてあります。
矢印に注目!これが柄の角度です。現在はだいたい50度が主流ですが、一昔前の鋤簾には45度の柄が付いていることがよくあります。なので柄を買う前にはちょっと角度を確認した方がいいですね。5度違うと使用感が全く違うので気を付けてください。
そして、もうひとつ注意しなくてはいけないのは、ボルト、ナットそして座金の部品セットが別売りになってる場合があるので、忘れずに一緒に買っておいてください。
おまけですが、スコップの柄を買うときもご注意ください。
ジョレンの柄を固定する為に金具が必要なのと同じようにスコップの柄を固定する為にはリベットが必要になります。この前必要があってスコップの柄を買いに行ったのですが、リベットが別売りどころか売ってさえなかったので困った事がありました。ご購入の際はお気を付けください。
さて、柄を手に入れたら、あとは組み立てるだけです。
バランスよくナットを締めていき、ある程度締めたら、左右の傾きを見てください。
これジョレンじゃないですが、画像がなかったのでご容赦(泣)
左右どちらかに傾いているならナットを少し緩めて傾きを調整してください。
左右に傾きが無くまっすぐになったら、
後は力いっぱい締め込んでください。
はい、出来上がりです。
では良き鍬ライフを~!