最初に あらかじめ言っておきますが、瀧川鉄工所は野鍛冶、農具の鍛冶屋です。ハサミに関してはほぼ門外漢、ハサミにはちゃんと鋏鍛冶という専門の職人さんがいます。 今回の記事は専門職の知識ではなく、素人の小細工と思って頂ければ幸いです。 切れそうで…
絶妙のタイミングで それは毎年必ず伺っているお宅に行った時の事。 車から降りて中庭に入った所で丁度奥様に出会いました。 「いつもお世話になります、瀧川鉄工所です。この度は何かご用は・・・」 と言いかけたところで、 プルルルルルルルルルルルー 家…
斫り(ハツリ)用工具の修理 これは工事現場で使われる斫り(ハツリ)ノミです。 その大きさや形状によりピッグ・ブルポイント・チゼルなどと呼ばれています。 建物の解体現場などで、このように作業している方をみなさんも見たことがあると思います。 この…
ある寒い日 今日はこの冬一番の冷え込み、北部は雪が降るかもしれないとか。 貧乏暇なしの鍛冶屋さんは休むわけにもいかずいつもの配達に向かいます。 目的地はやや北部ですが、そこまで雪深い地域でもなく大丈夫かなと思いながら車を走らせます。 最初は晴…
生きた記事 知り合いの紹介で編集長の沢田さんと知り合いになったのが一年前、 それから時々出来上がった雑誌を頂くようになりました。 丁寧なお手紙も添えられています。 せっかく頂いたので目を通してみるとなかなか興味深い。 最近はスマートフォンなどで…
包丁が折れた! 包丁が根元から折れてしまっています。 和包丁ではよくあることですが、柄差し部分が朽ちてしまっています。 鋼と鉄で造られた包丁は最後はこうなる運命なのです。 今回の依頼はこの包丁を再生させることです。 壊れた包丁を再生する 準備す…
鍛冶屋の謎 瀧川鉄工所は主に鍬の製造・修理を行っており、 だいたいの物は自前で作っています。 毎日振っている金槌や、様々な火箸も先代が造った物です。 ですが、鍬の柄だけはどうにもなりません。 さすがに仕入れています。ええ、人任せです、ハイ。 今…
コロナ禍において 令和2年になってコロナという流行病が世界を席巻するようになってから、社会の様相がめまぐるしく変化していきました。 緊急事態宣言、密を避ける為のソーシャルディスタンス、マスク警察・・・ 今まで聞いて事の無い言葉が次から次へと飛…