鍛冶屋の行きつけの店

誰でもふとした時に行きたくなる馴染みの店というものがあります。 一人になりたいとき・・・寂しいとき・・・そして、そこにいるだけで心落ち着く場所。自分にも最近よく立ち入るお店があります。 そこは綺麗なオネーサンに会えるバーでもなく、渋いマスタ…

鍛冶屋とぶんぶく茶釜

いつも農具の修理をしていますが一つとして同じ鍬はありません。劣化や摩耗の具合などから持ち主の人となりが見て取れます。なので、こちらもその方に一番合った修理の仕方をいつも心がけています。 お客様との出会いは一期一会、そう思って日々精進していま…

鍛冶屋のうぉーきんぐ・でっど

「生きていたのか、貴様!?」 『シャバの空気が恋しくってよう、 地獄の縁から舞い戻ってきたぜ!』 男子たるものこんな台詞を一生に一度は吐いてみたいものですが、鍛冶屋の私は年に一度は似たような台詞を吐いています!(ドヤ顔) 先日も営業回りの時に…

草鎌の曲がりを直す方法

草鎌を研ぐ前に 今回預かったのは切れなくなった草鎌3本です。鍛冶屋なのでもちろん刃物研ぎも出来ます。鎌にも用途やサイズによっていろいろな種類がありますが柔らかい草を刈る時に使うのがこの草鎌、又は薄鎌と呼ばれる鎌です。 文字道理り薄い鎌なので…

鍛冶屋、お祭りに出店する

有機農家の収穫祭 若くて元気な農家の方を中心としたイベントで主に有機野菜の販売、それを使った料理の販売、その他、手仕事で作られた物を販売するお祭りで今年が第2回目になります。 ご縁というものはどこで生まれるかわからないもので、このイベントの実…

夜道に迷った鍛冶屋

秋雨来たりなば春遠からじ 夏が終わりやっと過ごしやすくなったかと思えばだんだんと肌寒さを感じるようになってきました。そして、冬の訪れを感じる頃、鍛冶屋の営業は時間との闘いになってきます。 昼過ぎに自宅を出発すると目的地に着く頃には日が傾き始…

鍛冶屋の推定無罪

日本における刑事裁判の有罪率は実に99.9%、一度起訴されてしまえばほぼ有罪が確定してしまう。このドラマはそうした絶対的不利な条件の中、残りの0.1%の無罪にすがりつく中年鍛冶屋の物語である! coming soon 自分はその日も営業で山を越え谷を越え、農…

鍛冶屋のトワイライトシンドローム

あわてんぼうの鍛冶屋 その日は仕事の段取りが悪く、かなり時間が押し気味だったので慌てて配達に出かけてしまいました。目的の村落にたどり着いたのはもう夕方近くでした。さて、がんばって営業するぞ!とカバンを開けてゴソゴソと探ると大事な物がありませ…